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2008.02.07

大地の慟哭~中国民工調査~

華やかな発展を遂げる中国。その最下層の人々の生活とは。

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■ 本の情報

大地の慟哭(どうこく)大地の慟哭 ~中国民工調査~
著者: 秦堯禹 /田中忠仁
出版社: PHP研究所
サイズ: 単行本
ページ数: 478p
発行年月: 2007年06月
ISBN:9784569690032
本体価格 1,800円 (税込 1,890 円)

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■ なぜ選んだの?

日経ビジネスか伊藤洋一さんのポッドキャストで紹介されていて、
ずっと気になっていた本でしたが、購入するのを忘れていました。
最近この本の訳者である永井さんと直接お会いする機会があり、
「これは読むべき本」だというメッセージだと思って購入しました。


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■ どんな本だった?

たいへん重い本です。

副題は「中国民工調査」ですが、
農村から出稼ぎに都会に出てきた「民工」と呼ばれる人々の
実態が描かれています。

なんといいましょうか、絶望を感じてしまう本です。

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■ で、どう思った??

発展する都会の最下層の位置にある民工たち。

差別を受け、虐げられながらも、
農村に帰るよりはましだという現実。
農村はもっとひどい状況なのです。

工場で薬品の中毒になったり、
事故に巻き込まれても、保証されない。
給料が正当に支払われなくても、
国家も守ってくれない。訴訟を起こすお金もない。

そんな人たちが1億人を越すそうです。

国家の急成長というのは
いろんな歪みを生み出すのでしょうが、
読みすすめていくうちに絶望的になりました。

ホッとした部分は温家宝首相が、
民工のために給料を支払うように指導し、
即給料が支払われたという話ぐらいです。

彼らの待遇や社会的地位も
少しずつ改善されていっているそうですが、
明るい未来はずっと先になりそうです。

改めて日本に生まれ、住んでいることが
すごく幸せなことなんだなと思いました。

オリンピックも盛り上がっている中国ですが、
その影の部分を知ることができる本です。

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